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 横浜蜂蜜テストページ

セイヨウミツバチの飼育を始めて、10年になる。
専門業者さんから、巣箱に入った2群を、養蜂道具類一式とともに購入した。
25万円ほどの出費だったと思う。
今も新鮮な思いの3月の7日、宅急便で届けられた。
早速、巣箱を設置。
栽培を取りやめたばかりの柿畑にお願いして設置させていただいた。
移動で興奮状態が落ち着いた翌日、巣門を開け、巣箱の中の巣碑の固定釘をはずした。
約6千匹働き蜂が入った巣箱から、花蜜を求め1割~2割ぐらいの外勤蜂たちが出かけていった。
蜜や花粉を持ち帰り、内勤蜂に渡すとまた、花をめがけ飛び出していった。
一日見ていても飽きない。かわいい姿だった。

 蜂数をどんどん増す

3月の課題は、蜂数をどんどん増やすことだ。
女王バチは、世話をする内勤蜂がいっぱい増えてくると一日2000個ほど産卵する。
でもまだ群れが小さいこの頃は、500個ほどの産卵だ。
働き蜂の餌は蜂蜜、幼虫の餌は、生まれたての頃はローヤルゼリー、 その後は花粉や蜂蜜だ。
一方女王バチは幼虫時代から一生、ローヤルゼリーを食べ続ける。
ローヤルゼリーは羽化間もない働き蜂の頭部から抽出される。
本来の3月課題に話を戻そう。
いかに早く強群化するかが、養蜂家の腕だ。
2月半ばになると、巣箱の中では産卵が開始される。
越冬用に蓄えた蜂蜜も底をついてくる。
砂糖液や花粉(代用花粉)を補い、 働き蜂や幼虫の餌を、不足することのないよう補っていく。
1万匹を上回ってくると、巣箱の中は働き蜂であふれてくる。
その頃になると雄蜂の卵の産卵も始まってくる。
その頃になると雄蜂の卵の産卵も始まってくる。
群れの成長とともに継箱を載せ、巣碑を増やしていく。
巣箱と継箱の間には、隔王板をはさみ、体の大きな女王バチが巣箱から、 継箱に登ってくることができないようにしている。
それは継箱の巣碑は蜂蜜の貯蔵専用領域に使い、1階部分の巣碑は産卵・育児領域に主に使わせ、採蜜が便利なようにしている。 私の目標は、4月末には継箱にも働き蜂があふれ、もう一つ継箱を増設、3万~4万匹を超える働き蜂群を作ることだ(強群化)。


 蜂蜜の瓶詰め

継箱に蜂蜜がたまり出す。
連休明けから5月半ばに1回目の採蜜をし、5月末から6月初旬に2回目、6月末に3回目の採蜜を行う。
このように強群化できれば1群あたりで60㎏ぐらいは採蜜できる。
1段箱満群(約2万匹)では10㎏、2段箱満群(3万~4万匹)では30㎏ほど、3段満群では70~80㎏の年間採蜜量となる。
採蜜量は蜂の数の2乗、放物線を描いて増える。
このことが強群を目指す理由だ。
数群飼育するだけの趣味程度の私のこれまでの最高採蜜量は150㎏ほどだ。
近年のおおよその採蜜量は50㎏ほどだ。
強群イコール蜂蜜ざくざくなのだが、そうは簡単にいかない。
次回は強群を目指す素人養蜂家の早朝から初夏の頃の営みを報告したい。

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